中国日本商会は7月12日、在中国日本国大使館、北京日本倶楽部との共催により、「第28回全国日本人交流会」を開催しました。
来賓として挨拶された金杉憲治大使は、先月蘇州市で発生した事件にも触れつつ、邦人の安全確保に最優先で取り組む旨を述べられました。また、中国各地の在留邦人、日本企業の活動支援は大使館としての最重要の任務であり、各地の日本人組織と大使館・総領事館のより一層の連携が重要であると述べられました。
中国日本商会の本間哲朗会長は、挨拶の冒頭、蘇州市の事件で負傷された母子の早期回復を祈念するとともに、被害拡大を防いだスクールバス案内係の方に深い感謝と敬意を表明。冥福をお祈りするために黙とうを行いました。続けて、日中両国の首脳が合意した戦略的互恵関係の中心は経済交流であり、日本企業にはそのけん引役が期待されているとしたうえで、各団体の会員企業や大使館の皆様のご支援を得て、新たな取組を進めると述べました。
交流会には、中国全土から合計29の商工会・日本人会が出席。各地の会員企業が直面している事業環境上の課題、商工会の組織運営上の課題などについて発表が行われ、その内容に関する質疑応答や意見表明など、活発な議論が行われました。
中国日本商会からは、7月10日に公表した「中国経済と日本企業2024年白書」の概要等について説明しました。
【参考】中国経済と日本企業 2024年白書(2024年7月10日発表)